●紅茶が日本へ
このブログにも、「ベノアの紅茶おいしかったよ!」といううれしいコメントをいただておりますが、私たち日本人は、いつごろから紅茶を楽しんでいたのでしょうか?
エリカのお勉強シリーズ「紅茶」篇(そんなタイトルがついていなかった???)、いよいよ最終回です。
明治39年(1906年)に初めてリプトンのイエローラベル缶が輸入されました。しかし日本は奈良・平安の時代からの緑茶文化が充実していて、紅茶は珍しいだけでなかなか定着せず、楽しまれたのは一部のお金持ちの間だけでした。
一般家庭で飲まれるようになったのは昭和2年頃、日本最初の銘柄紅茶(日東紅茶)が販売されてからのことです。その後、第2次世界大戦時(昭和13年)には輸入禁止になり、完全に姿を消してします。
戦後からの急速な食生活の洋風化によって、紅茶も飲まれるようになってきました。その後、ティーバッグの上質化と手軽さが認められて普及し始め、昭和47年(1972年)に紅茶輸入が自由化。1980年後半に缶やペットボトル入りの紅茶飲料の登場しました。日本では、戦後の生活スタイルの変化と高度経済成長から、一気に紅茶文化が広がりを見せたのです。
最近では紅茶の効能が見直され、健康志向とゆとりを求める層に英国スタイルの淹れ方、茶器へのこだわりが広がりを見せています。ベノアでも茶葉・産地のこだわりをHPやティールームで展開しています。
本格的な英国式アフタヌーンをご提供するベノアの紅茶についてHPでも随時ご案内しておりますのでご覧下さいね!
次回は本格アフタヌーンの為にベノアから新発売したフルーツソースについての美味しい情報です!!お楽しみに。
※主な出典:紅茶辞典(成美堂出版)