2007年09月04日

●ミルクティーとアレンジの楽しみ方・・・について

厳しい残暑が続いておりますが、皆さん体調を崩されていませんか?

東京の都心部では気温+アスファルトの照り返し+室外機熱風+車の熱気で、天気予報の気温以上の温度を体感しています。

冷房をずっとつけていたり、更に冷たい物を食べたり飲んだり、日本列島は、体も悲鳴をあげているようですね。特に胃腸には、大きな負担が掛かっていることでしょう。少し、癒してあげないと食欲の秋には体がダウンしてしまいます。そこで今回は、胃腸を守る部分を考慮して、ホットミルクティーをご紹介してみます。

1:ホットミルクティー/約2人分

【材料】アッサム紅茶(セイロン・オレンジペコなど)、牛乳。

1.鍋に140ccの水とティースプーン2杯(6g)の茶葉を入れ中火にかけます。

2.茶葉が開き出したところで牛乳220ccを加えます。沸騰直前に火を止めます。

3.茶漉しで茶葉を濾しながらティーポットに入れます。

ティーカップに注ぎ分けます。お好みでお砂糖などを入れてください。

2:さっぱりレモンミルクティー/約2?3人分

【材料】アッサム紅茶(セイロン・オレンジペコなど)、レモンピール3枚、牛乳。

1.通常のブラックティーをポットで入れます。

(ティースプーン2杯の茶葉をポットに入れ、充分に沸騰したお湯を300cc注ぎます)

2.鍋に牛乳300ccを注ぎ、レモンピール3枚とティースプーン2杯(6g)の茶葉を入れ中火にかけます。沸騰直前に火を止めます。

3.ティーカップにブラックティー:牛乳で煮出したレモン紅茶を1:1で茶漉しで注ぎ分けます。お好みで砂糖などを入れてください。

ふわっとレモンが香り、さらっとした口当たりのミルクティーが楽しめます。

*他にアップルティー茶葉でも美味しくアレンジ出来ます。

*牛乳の代わりに豆乳などでアレンジしてもヘルシーで美味しいです!

ホットミルクが胃腸を守って、冷房で冷えた身体を癒してくれます。

2007年07月30日

●アレンジ・アイスティーの楽しみ方・・・について

前回は、基本のアイスティーの作り方をご紹介いたしました。

季節柄・・・お中元でボトルのアイスティーを頂いたり、最近では市販でも無糖の紅茶パックが売られていますので、それらを使って簡単に楽しみたいとういう方には特にお勧めです。

○ スパークリングレモンアイスティー(オレンジも可)

材料:アイスティー(無糖)、炭酸瓶、シロップシュガー、レモン、氷。

1:レモンをスライスして2等分?4等分にする。

2:グラスの底にレモンスライスを入れて、スプーンで軽くつぶしシロップを少量掛ける。

注)レモンを絞るじゃダメなの?・・・・皮付きでないと酸味だけが強くなり、香りが出ません・・・・。)

3:レモンスライスの上に氷を入れて、アイスティーを7?8分目まで注ぐ。

4:無糖の炭酸水をグラスに1割程度(20cc前後)注ぎ、マドラーで攪拌する(混ぜ

る)。

(この時にお好みでシュガーシロップを入れても可)

5:最後にレモンスライス1枚を浮かせて出来上がり。

お好みでオレンジやグレープフルーツでも応用できます。

甘さや炭酸の分量はお好みで調整してください。

紅茶の分量を減らして、リキュール、またはお手ごろなテーブルワインをプラスして、ミントなどを浮かべれば、飲みやすくて爽やかな口当たりの夏にぴったりな「私流カクテル」をお楽しみ頂けます。

次回はミルクを使った、アレンジ・ティーのご紹介をします。

●アイスティー・・・について

いよいよ夏本番ですね!連日暑い日が続いています。
近頃、冷たい喉ごしを求めるお客で、急にうどん屋さんやお蕎麦屋さんが忙しくなったそうです。
体を冷えるから・・・とは言っても、こう暑くては冷たい物を求めずにはいられないですよね。
そこで今回は、アイスティーの美味しい入れ方について少し触れてみます。
今でこそ飲食店やコンビニ、自動販売機などで年中楽しめるアイスティーですが、その歴史は意外と浅く、一説には、1904年に真夏の7月にアメリカで開かれた万国博が始まりだと言われています。
イギリス人のリチャード・ブレチンデンという茶商が、温かい紅茶を売り出しましたが見向きもされませんでした。そこで、紅茶に氷を入れて売り出したところ・・・大人気!
これが、アイスティーが世に広まるきっかけになったとか・・・。

ヨーロッパでは基本的に、コーヒーもそうですが、紅茶は、氷を入れたグラスに、直接ポットから注ぎ入れる「オンザロックの方法」が主流です。
でも・・・・これでは、おしゃべりしている間にグラスの底が濁って来てしまいます。
これは「クリームダウン」といって、紅茶に含まれるタンニン成分が、低温になることによって、カフェインと結合して白く濁るという化学変化によるものです。
身体に害がある訳ではありませんが、渋みを感じるようになり、フレッシュ感が損なわれるので、何となく美味しくなさそうですよね。

フレッシュ感が損なわれないアイスティーを入れるには、底に沈む細かな茶葉を残さないのが決め手です。その方法をお教えします。
1:茶葉3g×7で1リットルの紅茶を抽出します。この割合で量は応用してください。
2:ティーポットに熱湯を注ぎ、蓋をしてから15分程度蒸らします。
3:ピッチャー(A)を用意して、細かな茶葉が入らないよう茶こしを使って静かに注ぎます。
4:氷を8分目まで入れたピッチャー(B)をもう一つ用意して、先程の(A)の紅茶を注ぎ、急激に冷まします。
5:ピッチャー(A)を良く洗って、(B)で冷ました紅茶を、再度こしながら注ぎます。
後は冷蔵庫に入れて保存。出来上がりは、氷が解けた分量が増えますので、1,3リットル位になります。

基本の美味しいアイスティーが出来たら、これを応用して、様々なアレンジ・ティーを楽しんでみてください。

次回はアレンジ・ティーをご紹介します!

2007年05月16日

●アフタヌーンについて・・・・

アフタヌーンティータイムといえば、イギリスで約150年、ベドフォード公爵夫人がお客様を招き、午後のひとときを紅茶やお菓子、サンドウィッチでもてなしたのが始まりと言われています。古くヨーロッパでは朝食と昼食が一緒、いわゆるブレイクファストで夕食は結構長い時間のディナーをゆっくり過ごすような習慣があります・・・

しかし、事情は産業革命あたりから変わりました。人々の暮らしが忙しくなり、早い時間の朝食と軽いお昼。夕食が遅く夜の9時10時で、中間に空腹を埋めるためアフタヌーンの習慣が広く大衆に広がったと言われています。

アフターヌーンタイムは何時?という決まりはありません。朝食・昼食タイムとディナータイムの間の時間をアフタヌーンタイムと表現するようです。よく日本では間食の時間を「3時のお茶とお菓子」と表現しますがイギリスでいうアフタヌーンタイムにあたるのでしょうね。

そういえば、以前イタリアに行った時に、ヨーロッパ人の夕食の始まりが遅いという体験をしました。冬でしたがイタリアの家に招かれ、暖炉の前で夕方?3時間以上ワインとオードブルの小さなピッツアで談話。「レストランでの夕食があると聞いたけど何時かしら???」と日本人の私達が痺れを切らし始めた20:00を過ぎた頃、「じゃレストランの時間だから・・・」と言われ、皆で車に乗り込み移動。「これから食べるの?何時まで?」と不安に。もちろん時間を忘れるくらい楽しい時間を過ごしたのですが、ホテルに戻ったのは深夜でした・・・。

イタリアではレストランの混雑は、21:00?深夜が多いようです。夜が長いので、イタリアではお昼休み(シエスタ)を取りますし、イギリスではアフタヌーンといったようにヨーロッパでは午後に休憩時間を取るようです。屋外のカフェが多く、ゆったりと過ごしている光景を見られるのもヨーロッパの特徴のように思います。

アフタヌーンティーは「3段トレーに??」というイメージはあると思いますが、ちょっと午後の時間に気軽に「ベノアのスコーンと紅茶」でブレイクタイムはいかがですか?

2007年01月10日

●ミルクを入れると・・・

年が明けて早、1週間が経ちますが皆様いかがお過ごしですか?
最近はまーったく新年とか年が明けたと言う気がしないのは私だけでしょうか???

さてさて、以前紅茶の効能のお話をブログにも書かせていただきましたが、先日こんな研究結果が
発表されました。「紅茶には心臓病を防ぐ効果があるとされていますが、その効果もミルクを入れて飲むとその効果がなくなる」ということが研究でわかったそうです。

ミルクを入れるともっと栄養分がアップしたり、効能があがったりするような気がしますが、そうじゃないんですね・・・

これはちょっと残念ですが、いずれにせよ紅茶の効能は他にも色々あるので身体にいいことは間違いないですね!!!

寒い季節はついつい暖かいお茶をたくさん飲んでしまいます。
私はストレート派ですが、今度はアレンジティーに挑戦したいと思います!!

では皆さん、寒いですが風邪などひかないように気をつけてくださいね。

ベノアオンラインショップ 店長 エリカ

2006年10月04日

●紅茶は水よりもいい??

タイトルをみて、なんのこと?と思いますよね?
ちょっと前のことになりますが、8月にイギリスの各メディアが、1日に3?4杯の紅茶を飲むと健康になるという、イギリス王立大学の研究者の研究結果を報じました。もうご存知の方もいるかもしれませんね。
紅茶の効果として・・・

紅茶内のフラボノイド・ポリフェノール酸化防止剤の働きにより、心臓発作を抑えたり、いくつかのガン防止に効果がある。
紅茶に含まれるフッ素が虫歯の予防や歯垢から守るのに効果がある。
骨の強化に役立つ。
紅茶3杯にはりんご8個分以上の酸化防止効果があり、いまはやりのアンチエイジング(老化防止)に効果あり!
ただし問題点としては 
紅茶は鉄分を吸収する効果があるので貧血気味の人は食事前後や食事中の摂取は避けるべき。
紅茶の効用はポリフェノールがらみで立証されつつあるが、まだまだ人間での調査が必要。
ということです。 ただ何気なく紅茶を飲んでいましたが、こんな効果があったのですね?。
みなさんご存知でしたか??? 私がイギリスにいるときには1時間に1杯ぐらい紅茶を飲んでいた記憶がありますが、日本に帰ってくたら1日3杯も飲んでないかもしれないな?。日本の生活にはゆとりがないからなのか、はたまたペットボトルで手軽に買える飲料水が多いからか、少し悲しいことですね・・・。でもイギリスってペットボトルで買える飲料水って、水か炭酸飲料水ばかり。日本に帰ってきてコンビニでの飲料の種類の多さに興奮しまして、しばらく何を買うか悩みました(笑) よし、今日から1日3杯飲むように心がけるぞ!!!
[ちょっと豆知識]
茶葉から溶け出してくる紅茶フラボノイドの量は紅茶を入れる時間に影響します。紅茶を蒸らす時間が短いほど紅茶ラボノイドが溶け出す量が少ないので、少し蒸らしてから入れるのが良いそうです。というのも紅茶フラボノイドは入れ始めから1分くらいの間に溶け出すからなのだそうです。だからといって、茶葉によって蒸らし時間が違うので茶葉にあった蒸らし時間で紅茶を楽しんでくださいね。